親としても、そしてフランスの教育システムも初心者マークの私ですが、2年目で去年よりはすこーし周りが見えて来た様に思います。って言っても、ブー子はまだ保育園の年中さんなので、私が色々話せるのは保育園限定だったりします。(後、一緒にくっついている小学校も・・)フランスの学校ってどんなところやねん、というところからなんですが・・・
就学前教育
就学前教育は,幼稚園又は小学校付設の幼児学級・幼児部で,2~5歳の幼児を対象として行われる。
義務教育
義務教育は6~16歳の10年である。
初等教育
初等教育は,小学校で5年間行われる。
中等教育
前期中等教育は,コレージュ(4年制)で行われる。このコレージュでの4年間の観察・進路指導の結果に基づいて,生徒は後期中等教育の諸学校・課程に振り分けられる(いわゆる高校入試はない)。後期中等教育は,リセ(3年制)及び職業リセ(2年制。職業バカロレア取得を目指す場合は2年修了後さらに2年の計4年)等で行われる。
(文部科学省のホームページより抜粋 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/015/siryo/attach/1374964.htm)
ブー子はアンダーラインの就学前教育のカテゴリーの所になる訳です。因みに、最近では2歳は無理です。ほぼ3歳から。
日本と違うところは・・・3歳になったら全員必ず住んでい地域の学校に入学でき、基本無料。というところでしょうか。
という訳で、基本3歳から全員学校へ行く訳です。
公立学校へ入れたくない場合は私立というチョイスもあります。この場合は当然、定員や学費が発生します。
3歳から(因みに、9月から学校が始まる時点で3歳でなくても、その翌年の1月誕生日で3歳になる子までがおっけーだそう。)
学校に行けますが、基本ルールは トイレトレーニングが終わっていること。つまり、基本一人でトイレができる事です。
「私たちは子供達のお尻の世話をする人ではなく教師です。子供に頼まれたら手伝います。でも自分からは絶対にしませんので。
それから、トイレの件に関する苦情は一切受け付けませんので。ルールですから。」と学年始まりの懇談会で説明があります・・・。
フランスの学校の運営ですが、もちろんベースはあるのですが基本は市町村の自治体が管理することになっています。
マクロンが大統領になってから一層この自治体の権限が大きくなった為、2年前から学校の登校日数や時間も自治体によって変わりました。それでどんなことが起きているかというと・・・
うちの学校は朝の8時半から4時半まで、月火木金登校。水曜日は休みなのに対して、車で5分の隣の街の学校は、朝は8時45分から3時半まで。水曜日は午前中だけ登校。と言った感じでバッラバラになる訳です。
日本の学校と違うところといえば・・・一番違うのは給食。給食休憩は11時半から1時30分まで。
給食は市町村の管轄なので教師たちは一切ノータッチ。市で雇われた職員が担当します。後、日本とは違い給食に子供を迎えに行くチョイスがあります。(なので、家でご飯を食べさせる場合は11時半に一旦迎えに行って、1時半にまた送って行く訳です。)アレルギーなどがない限り弁当はNG。
因みに、給食代も市町村で値段が変わってくるのですが我が村の学校の給食費は一律一食3ユーロ20セント。日本円で430円ぐらい。一週間4回食べたとしてひと月6880円。日本の小学校だと週5回食べてひと月4300円ぐらい(姫路市現在)。地味に高いやん、な給食。
因みに良いところは学童保育もちゃんとあって、朝早くに子供を預けたり、夜6時ぐらいまで子供を学校で預かってくれるようになっています。
私を初めとする友人の海外組ママたちが集まるともっぱら学校の話になるのですが、みんな口を揃えて言うのが
「学校長すぎ。4歳の子供に8時半から4時半って、家帰ってきたらクタクタでなく叫んでるー。」
「ってか、なんで水曜日休みやねん?共働きしているお家はどうしてるの?」と言うところ。
あとはまあ・・・「給食代高いやん!」とか、「先生超適当!」とかそう言う感じの話です 笑。
でもフランス人の父母からすると
1日長く学校に行ってくれる方が助かる。長くいてくれて、水曜日をやすみにすれば、毎日少しずつベビーシッターにお願いするより水曜日だけお願いできるから簡単だしその方が安くなるから。それに、毎日時短は無理だけど水曜日休みにしたりできる。
と言う理由から毎日長くして水曜日休みの方が人気なんですって。
我が家は・・・・週1ー2回だけ学校で給食を食べるようにしてそのほかの日は毎日ランチブレイクに迎えに行っています。
母ちゃん1日学校4往復。なんか、学校、掃除洗濯、料理、学校、ランチ、学校、二号昼寝、学校、その後子供達の世話と言う感じで毎日がすぎて行く感じです。そんなめんどくさい事しなきゃいいじゃんと言われるんですが、ブー子は免疫の病気の事もあるし、やっぱり4歳には長い1日だし、せっかく働いていなくて家にいるんだから迎えに行ってやらなきゃ。と思うのです。
フランス教育の何と言っても良いところは・・・女性の独立を応援してくれるところです。
働く両親をサポートするシステムがいっぱいあって、大人の生活に沿った学校生活になっている訳なのです。
でも、ひねくれ者の私は・・・日々疑問に思う事ばかりなのです。
大人の都合ばっかりやん。と思うのです。先日の学校懇談の時にも先生の言うことは都合ばっかり。
「トイレとか手洗いとか、自分で自ら出来るようにさせてください。私たちは「手洗った?」とか聞きませんから。
鼻が出たら自分でティッシュを持ってかめるようにしてください。冬になったら子供達の鼻ばかり拭いて大変なので。連絡帳は、書いたところに付箋してください、ページ捲る時間ないですから。雨の時は傘やカッパはやめてください、着せるの面倒なので防水のジャケットにしてください・・・・・」と、注文は永遠に続くよ 笑。
ほんで、これは最近相方と議論になって事なのですが・・・以前私の友人のイギリス人の英語教師の方が私立幼稚園で体験して嫌だった事。 「私立幼稚園の親ってなんて傲慢なのかしら。子供達を迎えにきて私の目の前で「今日は先生は良い先生だったかな?」なんて聞くのよ?信じられる?」 そうかー、私立学校の父兄はそんな感じなんかー。と聞いていたのですが・・・
なんてことは無い。公立学校でもお迎えに行ったら皆んな同じ事子供に聞いてるよ。なんならうちの相方も言ってる。
「ブー子ちゃん、今日は先生良くしてくれた?優しかった?」
いやいや、それは違うやろ。そこは「ブー子ちゃん、今日は学校で良い子にしてたかな?」とか「先生のいう事ちゃんと聞いたのかなー?」とかじゃないのん?と言うと、「別に大した事じゃ無いでしょ。先生もやましい事がないのなら特にそう言われても気を悪くする必要はないでしょ」と言うのです。
「あのね、これは先生に限らずですけどね、先生は優しいだけとちゃうんやで!怒る事もあるし、間違っていることがあったら言わないといけないの。実際に「今日先生意地悪だった!」とか子供が目の前で言ったら失礼でしょ。」と言うと「うーん。それは気まずいね。」ほら見ろ。
フランス教育で子供をのびのび育てる〜とかフランス教育でエリートを育てる〜!的な文句を良く見るのですが、
本当にそうなんかな?のびのび、まあある意味のびのび、思いやりない個人主義な感じで育ち・・・エリートになったとしても超嫌な奴になりそう。なんて思うのは私だけなんだろうか。
実は自閉症の友人の子供は学校で本当に苦労しています。
私立は受け入れ拒否、公立学校は受け入れ態勢ができてないからとかなんとかで全く話が進まず。
養護学校は店員オーバーでキャンセル待ち。「障害を持っている子は教育を受ける権利もないって事?」と友達は悔し涙が止まらず。1日も早くこの子が学校に行けるようみんなで色んなところに電話して頑張っている最中です。
しかしながら・・・・前述したように、学校形態は市町村によって大きく異なるため、違う学校に行ってみたら全然違うかもなのです。今は正直ちょっとマイナスな考えの私ですが、今後どのように変わって行くのか・・ちょっと楽しみでもあります。
まあ、ブー子さんが元気に楽しく学校に行ってくれることが一番大事だ!と思っています。
以上、なんだか取り留めもない私のフランス教育レポートでした。
何度もしつこいですがこれは私個人の意見です。ご参考までにしてくださいね。