先週の土曜日、相方は朝から仕事だったので、朝からブー子を抱っこ紐で抱っこしてマルシェで買い物して、(土曜日は必ずマルシェで野菜、魚、りんごと洋梨を買います 笑)その足で一人でブー子をプールに連れて行きました。 相方がいたら、一人が着替えている間に一人がブー子の用意をして、その後交代して、とできるのですが、一人でプールに行ったら、全部一人でしなきゃいけません。トイレに行きたくなりましたがそれも我慢して 笑、大変だったんですが、なんとかそれも終えて、車で帰宅中・・
いやー、今日のプールはちょっと温度が低かったから寒かったわあ、と考えながら運転していると、川を渡る橋のところで通行止め。なにやら人だかり。何事やと思ってちょっと窓から覗いてみたら、車が川に半分沈んでいます。
ワオ・・土曜日から車が川にはまるってなんて気の毒な人。しかも寒いやん!温水プールの温度が低いどころじゃないやん!っていうか、大丈夫やったんかな・・と、考えていると、あれれ、なんか見たことある人発見。
川からちょうど上がってきた、ベトベトのドライスーツを着た救助のダイバー・・・・・・・・
うちの相方!!!!!!!!!!!
なんという妻でしょうか。夫の仕事をすっかり忘れていました。
はい、実はうちの相方の仕事は水上レスキューを専門にしている消防士なのです。
相方の仕事場の社宅に住んでいると話しましたが、実は社宅に住んでいるどころか、消防署の内の社宅に住んでいます。
だから、消防車や救急車なんて毎日見ていますが、相方氏が実際にいる現場に遭遇したのは初めてでした。 私の車に気づいてブンブン手を振る相方を見てなんかこう、申し訳ない気持ちになりました。
つい最近喧嘩した時に、
「私はね、仕事はしてないけど、ブー子の世話は24時間で週休なしやねん!あんた、夜にレスキューいってるけどね、私はあんたが休みの日も毎晩レスキュー(ブー子の夜泣き 笑)いってるっつーねん!!」
と文句を言った私。だけど、もし今「モンスターブー子の夜泣きに付き合う?それとも冬の川に潜ってレスキューに行く?」と尋ねられたならば・・・・間違いなく前者を選びます・・・笑。
相方くん、この前はひどいこと言ってごめんね、と思ったのでその日は、彼の好きなフォンダンショコラを作ってあげました。
私は、日本で会社員でした。海外進出をしている鉄鋼会社に勤めていて、三年目でした。
相方と私は国籍や文化の違いだけでなく、仕事などの環境も全くかけ離れていたのです。
共通の友人がいなければ出会うこともなかったでしょう。
結婚の話をした時、私は彼に言いました。
「私は今勤めて3年目でやっと海外出張に行き始めて、やっとおもしろくなってきた時。今やめるわけにはいきません。」
そこに相方は
「じゃあ、気がすむまで働いてちょ!ずっと待ってます」と言ってくれました。
私は天の邪鬼なので、やめろと言われれば辞めんといい、じゃあ、続けていいよと言われれば辞めましょかという気になったのです 笑。
何よりも、結婚して後悔するかもしれないけど、仕事を続けて自分を大切にしてくれる人を失って後悔するよりはましか・・会社は私の老後まで一緒にいてくれないしね。と思ったのも一つでした。
あと、後押ししてくれたのはお母さん。
「あんたみたいな態度でかい娘と結婚してくれる人なんてそうそういないんだから結婚しとき!」と海外に行く娘を応援してくれました。
そんなこんなでフランス生活をしているに至るのです。
仕事で関わる人と言ったら商社関係の人ばかりでした。
消防士の世界なんてほぼ無縁だったわたしです。
社宅の生活でもいろんな意味で浮きまくりでした。
フランスっていうか、そもそもこの相方の仕事環境に馴染んでいない私。
相方には近所付き合いや生活の事で喧嘩するたびに良く辛くあたります。
「私がなんでここにいると思ってんねん!」
と何回叫んだか。その度に相方くんに悲しい思いをさせてしまいました。
だけど、本当は冷たい水の中に潜ってレスキューをする相方を誇りに思っているんです。
そして、ブー子にもそんなパパを誇りに思って欲しいと思いました。
調子にのるから本人には言いませんが 笑。
と、結婚を決心した時の事を思い出した土曜日なのでした。
私が用事をしたい時、1日2回だけ使えることにしている必殺アイテム
ブー子をベットにおいて、外から彼女の好きな音楽のビデオを見せる。
今日、覗いてみたらこんな格好でビデオを見ていたブー子ちゃん。
・・・・なんか檻に入っている猿みたい・・・罪悪感・・・・
でもね、これで安心して用事ができます 笑。